大阪京橋の「gallery & select shop 縁」で、明亮(akira)氏の個展、「3,436の憬信炎花~keisinenka~」を鑑賞させていただきました。
憬信炎花(けいしんえんか)という聞き慣れないワードが個展のタイトルになっていますが、これは作者が自制の言葉にしている「未来(憬,vision)という信念(信,belief)の熱(炎,Heart)で”今”を生きる(花,Moment)」からきています。ドリッピングやたらしこみの技法を使用して制作された作品には、その瞬間瞬間の作者の想いが「色彩の花」となって、画面いっぱいに溢れています。作品を紹介しましょう。



彼の代表的なモチーフである「花,Moment」をイメージした作品です。完全に混ぜ切らない状態の絵具をドリッピングやたらしこみの技法でキャンバス等の支持体に置くことで、花弁に生き生きとした表情を与えています。絵具を完全に混ぜ切っていないため、より立体的に、より多くの表情を見せる作品となっています。



次に、抽象的なイメージの作品を紹介します。これらの作品は「炎,Heart」のイメージでしょうか。ヒトの最も根源にある感情がキャンバスの上で爆発し、それが固まったような激しさを感じさせます。これらの作品と対峙した時に、芸術家の岡本太郎氏の「芸術は爆発だ」という言葉が聞こえてくるのは、私だけでしょうか?



皆さんもぜひ、ギャラリーでご覧ください。明亮氏の個展は5月5日(月)までで、前期が3/20~4/17、後期が4/18~5/5となっています。
(3,436の憬信炎花~keisinenka~ 明亮 個展②に続きます。)
gallery & select shop 縁
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